6.樽詰めと熟成

6.樽詰めと熟成

お酒は樽に入れましょう

さて再々蒸留で60℃以上(70℃近くなることもあります)アルコールを得た液体を樽に詰めます。この時63℃位にまで加水されます。63℃近くが熟成に良いとされているからです。樽の材質はオーク材、アメリカン・ホワイトオークとヨーロピアン・コモンオークが使われます。また大きさで呼び名があります。

樽は大きさで名前があります

パンチョン 530L  一番大きな樽  法律で700L以上の樽は禁止されてます。
バット   500L   主にシェリー樽です。
ホグスヘッド250L  豚1頭分の大きさという由来。
バレル   180L   バーボン樽です。
クォーター 125L  バットの1/4という意味です。 

樽の選び方とても大事

大きな樽では熟成がゆっくり進み、小樽では早く柔らかくなってしまいます。
どの大きさの樽を?どの素材で? この組み合わせで、またウィスキーの個性に繋がっていきます。
麦を水に浸すところから樽に入れるまでおおよそ2週間から20日前後。
しかし、ここからは10年・12年、時には25年以上の時間が費やされます。
長い時間の中でウィスキーはゆっくりと柔らかくそして個性をはぐくんでいくのです。