7. 加水と瓶詰め
- 2019.07.03
- ウィスキーのつくりかた
ウィスキーは混ぜられる?
樽の中で熟成されたウィスキーは一旦封を開けられすべてが混ぜられます。品質を均等にするためです。このウィスキーに水を加えアルコール度数を40度、43度、46度などに合わせられます。もちろんアルコール度数というのはウィスキーのキャラクター造りで重要な要素です。また加水に使われる水は仕込み水だったり、あえて他の水を使う蒸留所もあります。
ウィスキーは選ばれる?
ここで面白い話を一つ。
以前あるウィスキーの蒸留所のセミナーにお伺したとき、質問させて頂きました。「熟成したウィスキーは順番に出荷されるのですか?例えばここまでは12年物、ここからは18年物とする?という風に分ける?」
答えはNOでした。「もし12年で出荷すべきものを18年寝かしたらスカスカのものになってしまう。また逆は18年寝かさなければならないものを12年で出してしまったらキツイものになるでしょう」「私たちは蒸留の段階でこれは12年で出荷する物、これは18年寝かせるべき物、と仕分けして作っています。」という、お返事でした。
ウィスキーは造られる
こうやってウィスキーはケアフルに造られます。
ここまで書いたのは本の骨組に過ぎません。このあとも気になった小さなお話を書いていこうと思います。
とりあえず、今日はここまでで。
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